Forest Baubiologie Studio,森林・環境建築研究所

 
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月的寓居 IV 東松戸の家

新月期に伐採・葉枯らし乾燥(切り倒した山地でそのまま自然乾燥をさせる)をさせた天竜ヒノキの大木を家の中心に配置し、大木のもとによりそう家族を包み込むような森のシェルターをつくった。南面からの太陽光をたくさん取り込み、一部をスノコ状にした床からは木漏れ日のような光を落とす。芯柱にかけた梁は水平剛性を高めるとともに、樹冠のような空間を創り出した。

●面積:敷地 165.62m²、延床 141.71m² ●家族構成:夫婦+子供3人

樹冠をイメージした大黒柱を見上げる

2階のホールから大黒柱を見る。杉ざら板乱幅下見板張りで樹冠を表現した

写真右:2階ホールからみる大黒柱の「樹冠」部
写真上:1階土間床の居間から台所をみる。冬は大きな開口部から受けた太陽熱を蓄熱することもできる。
写真下:居間から小上がりにした和室をみる

写真上:南側夕景 写真下:東側全景

月的寓居シリーズとは

「月的寓居」シリーズは、日が暮れてからの時間を「夜」と扱わずに「昼化」させる現代住宅は本当の安息地にはならないのではないか、という課題に答えようとしたもの。住人の体内リズムが「夜」を感じて安息できる住宅設計を目指して「ムーンハウジング」「月的寓居」と名づけた。2007年から2013年にかけて4つの「月的寓居」シリーズを発表。

 
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