Forest Baubiologie Studio,森林・環境建築研究所

 
facebook
01 森林・環境建築研究所について
Home > 森林・環境建築研究所について > 月的寓居 II 杉並の家

月的寓居 II 杉並の家

都心の狭小地に建つコンパクトでシンプルな住宅。住人と建築素材との生命シンクロニズム(同調)をテーマに、森と洞窟のコラージュのような空間を目指した。過密都市の中にありながら、光と風を充分に取り込み、天然乾燥の天竜杉を用いて、生命エネルギー溢れる空間を創出する。

●面積:敷地/98.69m²、延床/97.80m² ●家族構成:夫婦

食堂のテーブルの上に排熱・採光窓。1階の地窓から階段の吹き抜けを通して通風経路を確保

月の光だけで過ごすことをイメージした空間。天然乾燥による杉材の甘い香りに包まれる

左:1階土間床形式の玄関ホール。冬暖かく、夏涼しい。
右上:変形寄せ棟にして太陽光パネルのスペースを確保。越屋根からの採光、排熱経路も。
右下:玄関ホールから2階へ

左:黒漆喰の曲面壁で仕切られた2階のトイレ
右上:1階土間床の寝室。洞窟の中のような体感
右下:家具職人に手よる作り付けの台所

内部の力強い木組がみえるファサード

月的寓居シリーズとは

「月的寓居」シリーズは、日が暮れてからの時間を「夜」と扱わずに「昼化」させる現代住宅は本当の安息地にはならないのではないか、という課題に答えようとしたもの。住人の体内リズムが「夜」を感じて安息できる住宅設計を目指して「ムーンハウジング」「月的寓居」と名づけた。2007年から2013年にかけて4つの「月的寓居」シリーズを発表。

 
ページ上部へ戻る